ウイルス性の首イボ、ウイルス性疣贅(ゆうぜい)の特徴、感染経路、治療方法

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ウイルス性首イボの特徴

首イボにも加齢によるものやウイルスによるモノなど、いくつか種類がありますが、ウイルス性のイボはウイルスが原因で発生し、ウイルス性の首イボもしくはウイルス性の疣贅(ゆうぜい=イボのこと)といいます。

何のウイルスが原因かというと、ヒトパピローマウイルスにより発生します。

ちなみにヒトパピローマウイルスとはパピローマウイルス科に属しているウイルスの一種で、ウイルス性イボの原因となるのはヒトパピローマウイルスの2型、27型、57型となります。

さらに、ウイルス性のイボは感染により増殖するので、首にできてしまった場合は、無理に取ろうと傷をつけてしまうと、より増える恐れがあるので注意が必要です。

ウイルス性疣贅はどうやって感染するのか

ウイルス性の首イボのウイルスはどのように感染するのかを簡単に説明していきます。

感染経路はヒトパピローマウイルスの接触により感染します。

しかし、接触したら必ずしも感染するという訳ではありません。

人間の皮膚には免疫機能があって、ウイルスなどの外敵より身を守ってくれます。

ですから、ほとんどの場合は、ウイルスと接触しても皮膚の免疫機能がブロックしてくれるので感染はしません。

ですが、ストレス、体調不良、栄養不足などで免疫機能が低下していたり、皮膚に傷がある時は傷口よりウイルスが侵入し、首イボが出来てしまいます。

ウイルス性の首イボに過剰反応する必要はないのですが、人に感染するリスクがあるので早めに対策、治療をすることをお勧めします。

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治療方法とは

ウイルス性の首イボの場合は、感染症の一種なので特に治療をしなくても免疫力が高まれば自然と治るケースがあります。

ですがなかなか治らない場合は免疫力が低下しているので免疫力を高める必要があると言えますし、増えたり、他の人にうつす可能性があるのでその点を理解しておきましょう。

ウイルス性疣贅の治療方法として効果的なのが凍結治療で、液体窒素を使用した治療方法です。

液体窒素は窒素を冷却し、液化させたものをいい、その温度はおよそマイナス190℃となります。

基本的に窒素は空気中にある気体なので、窒素そのモノには害は全くないと言えますが、マイナス190℃の液体を綿棒につけて、患部であるイボに押し当てるので痛みを感じたり、水膨れなどが出来てしまう場合があります。

その他にも、サリチル酸に皮膚の角質を柔らかくする働きがあるので、サリチル酸を含んだスピール膏をイボに貼り、イボを軟化させ、剥がれやすくする治療方法、電気メスや炭酸ガスレーザーでイボを焼き焦がし除去する治療方法などが存在します。